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2004年06月19日

高額医療に対してどう備えるべきか?

本日の日経新聞朝刊記事に、小さな記事ですがショッキングな見出しがありました。「高額医療また増加 月1000万円以上が101件」との見出しで、ネット上の記事については、こちらをご参照下さい。最高の金額は「大動脈解離」の手術代で2,985万円とのことです。我々にできることは、このような高額の医療費を請求されることのないよう、ただ神仏に祈るしかないのでしょうか?
実はこの新聞記事で話題にされている数字は医療機関が請求する金額で、我々は健康保険に加入していれば、自己負担は3割で済んでしまいす。しかし、1,000万円の3割でも300万円で、まだ卒倒しそうな金額です。
実はこんな状況をカバーしてくれる、「高額療養費」という給付が健康保険からなされます。(弊社サイトに関連記事がありますのでご参照下さい。)高額療養費の仕組みにより、3割で計算した自己負担分があまりにも高額になってしまった場合には、健康保険からお金がでます。いくらでるかというと、その人の収入や年齢により計算式が異なるのですが、日経新聞の記事では「1,000万円の医療費なら自己負担は17万円弱で済む」と書いてあり、私も簡単に検算してみましたが、大体そんなところと思っておいてよいでしょう。
では、これで一安心かというと、実はそうではないのです。保険のきかない医療というものが、世の中にはあるのです。それが、高度先進医療と呼ばれるもので、こちらのサイトにわかりやすくまとまっているのですが、高度先進医療の定義を引用させていただくと「現在、一般の保険診療で認められている医療水準を遥かに超えた最新技術であると承認された医療のこと」です。具体的にどのような医療が該当するかについても、同サイトに列挙されていますが、ひとつ挙げると、脳死肝臓移植手術などが該当します。
では、運悪くこの高度先進医療を受けなければ死んでしまうと宣告されてしまったときのお金はどうやって準備したらよいのでしょうか?以下の3つの選択肢があると考えられます。
①普段の行いをよくして、ひたすら高度先進医療などと関わりのない人生を送れるよう祈る。
②いつそのような医療を受けても大丈夫なくらいの貯蓄をする。
③民間の保険でカバーする。
実際のところは①の選択肢に近い行動をとられている方が大半でしょう。②のように、このようなリスクのためだけに何百万円という貯蓄をするのも非現実的な気がします。毎月の保険料を支払う余力があれば③の選択肢のように民間保険でカバーするのが合理的な方法でしょう。
医療保険に加入されている方は多いと思われますが、大半が「入院1泊で1万円」といったタイプのもので、高度先進医療の費用をカバーするタイプの保険に加入されている方は、あまり多くはいらっしゃらないと思われます。医療保険を選択する際に気をつけるべきことは他にもたくさんあるのですが、高度先進医療に対していくらカバーしてくれるのか、ということも選択の際の1つの視点にすると、よいと思われます。

Posted by Ken Kodama at 2004年06月19日 15:57
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