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2004年08月05日

100円ショップの業態転換

100円ショップが店舗の再編を加速し、100円を超える「高額品」も店舗に並び始めたとの日経報道です。実は、景気回復後、インフレ回復後に100円ショップがどう業態転換していくかということは、小売の専門家の間では既に議論されていたことです。(例えば、こちらの会計事務所さんのブログ記事などがあります。)
時代の流れに応じて、小売店舗も業態転換していくということは、生き残るためには必須のことです。その際に、私が最も重要であると考えることは、ストア・コンセプトを明確にするということです。言うまでもなく、100円ショップの今までのストア・コンセプトは、「ワンコインで買えるものをできるだけ多く並べる」ということだったのですが、消費者がその100円ショップに、100円以上支払う気になってきたということは、確実に客単価上昇が見込めるわけですから、100円ショップにとって、大きなチャンスです。
しかし、せっかくのチャンスも、むやみやたらに「高額品」を並べていたのでは、ストア・コンセプトが支離滅裂になり、固定客の離反につながりかねません。
では、100円ショップは具体的にどのような方向性に業態転換すべきかといえば、難しい問題です。私の予想では、「ダイソーはこういう方向性で、キャンドゥはこういう方向性」とチェーン毎に統一するのは、難しい気がします。我々の消費行動を考えても、100円ショップは立地が大変重要であり、常に近隣の店舗(コンビニ、ドラッグストア、文具屋etc)と比較購買していることを考えると、近隣の競合店のパターンから複数(3~4くらい)のストア・コンセプトを定め、それらに業態転換していくことが、既存固定客を失わない、最も賢いやり方ではないかと考えています。一方で、チェーンに一つのストア・コンセプトであったのが、複数になれば、それだけチェーン本部の経営がそれだけ難しくなることは避けられません。
しばらくは100円ショップから目が離せないですね。

Posted by Ken Kodama at 2004年08月05日 17:05
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