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2004年12月21日

電線ネット

総務省が、家庭の電源コンセントにパソコンや家電のプラグをつなぐだけで高速インターネットに接続できる「電力線通信」を2006年にも解禁する検討に入るとの報道です。昨日と同様、こうしたテクニカルな問題を真正面から語るバックグラウンドは持ち合わせていないため、本日は斜に構えた視点でのコメントとさせていただきたいと思います。
①NTTの経営へのインパクト
今回の解禁では見送られた屋外での電力線の利用ですが、屋外での利用が解禁されたとき、現在光ファイバーの敷設を進めるNTTの経営へのインパクトは相当なものであると思われます。パソコンだけで考えても、今までは電話線が引いてある部屋でしか使用できなかったのが、コンセントさえあればブロードバンド接続が可能になるわけですから、利便性は電力線通信が勝るはずです。
今から10年程前のことですが、通信業界の某社の役員の方のお話を伺う機会がありましたが、その方は「電話というものは、線さえ引いておけば、黙っていてもお金が入ってくるおいしいビジネス」といった趣旨のお話をされていたのを懐かしく思い出しますが、まさに10年一昔といったところでしょうか。線を引き終わってもお金が回収できなくなる可能性が出てきたわけですから。
②「電線ネット」という言葉
「電線ネット」という言葉でグーグル検索したところ、ひっかかったのはたったの519件で、しかもトップにきたのは、「・・・日立電線、ネット・タイム、・・・」というトピックに全く関係のないものでした。しかし、当然この結果はこのトピックがマイナーであるがためではなく、「電力線通信(英語ではPower Line Communictaion)」で検索すると30万件近くもの検索結果がヒットします。これは、日経新聞が「電線ネット」なる言葉を普及させたいということでしょうか?日経の思惑通り、この用語が定着するかどうか見物です。

なお、ネットサーフィンの過程で、京都大学の梅原助教授の作成する電力線通信がらみのリンク集を発見しました。テクニカルな側面にご関心のある方は是非、ご覧になって下さい。

Posted by Ken Kodama at 2004年12月21日 11:04
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