キヤノンが、企業機密や個人情報の漏えい防止に対応した情報管理システムを開発したとの報道です。以下にシステムの概要につき、NIKKEI NETから引用しましたのでご参照下さい。
(引用始)
『デジタル複合機(多機能複写機)やプリンターで入出力する文書の内容を監視、「いつ」「誰が」「どの機器」から入出力したかを確認できる。新システムは、企業が顧客情報などの管理に使うサーバーとプリンターやデジタル複合機などを接続したネットワーク全体を監視する。社員がコピーしたり印刷した文書の内容をサーバーで読み込み、終業時間後に検索。「機密文書」「顧客名簿」など企業があらかじめ指定したキーワードを含む文書がコピーや印刷、ファクスされていたことを検知すると、サーバーがシステム管理者に通知する。』
(引用終)
この報道については、以下の2つの側面から興味深いと思いました。
【①OA機器メーカーのネットワークソリューションへの進出】
本日、日経紙面にて、この記事を読んだとき、最初に頭に浮かんだのが、当サイト11月9日付けのエントリーです。リコーと富士通研究所が共同でナレッジマネジメントシステム開発したとの報道をベースにしたエントリーで、このときはリコーが絡むことにあまりピンとこなかったのですが、本日のキャノンの報道と合わせると、OA機器メーカーが本気でネットワークソリューション分野への進出を目論んでいることが伺えます。キャノン、リコーといった大手メーカーが買収等により、この分野に本格進出してくる可能性も全くは否定できないでしょう。今後の動きに注目していきたいところです。
【②性悪説にたつ個人情報保護の取り組み】
従業員重視の日本的経営はどこへ行ってしまったのやら、最近の個人情報保護の波を受けて、従業員の性悪説にたった取り組みが目立つようになりました。当サイトでもとりあげた同趣旨のエントリーは、下記の2件がありました。
アメリカ企業の内部統制システムは職務分掌等が昔から整備されており、そうした意味では、日本企業も米国に近づいているいえるのかもしれません。ただ、こうした動きを急速に強めると従業員の閉塞感が必要以上に増加してしまう可能性もあるため、人事部主導による「心のケア」的な施策も必要となることでしょう。
Posted by Ken Kodama at 2005年01月14日 16:08