ローソンがショップ99と競合する、百円均一の『生鮮コンビニ』に進出するとの報道です。本日の新聞ではファミリーマート、エーエムピーエム、スリーエフといったところも『生鮮コンビニ』を展開すると書かれています。先日、当ブログで触れたダイエーの食品の「ミニ店舗」も競合するはずですし、生鮮食料品マーケットはまさに戦国時代の様相を呈しています。
さて、ここで全く別の話題にいったん入りますが、皆様はQBハウスという床屋さんに行ったことがあるでしょうか?千円でカットをしてくれる、まさに「理容業界の価格破壊」といったお店なのですが、私は千円という値段は技術的に問題を抱えているような印象がして、最近まで行っていなかったのです。しかし、私の画像で分かるように、これほど髪が短いのに、髪型にお洒落する必要もない、ということにはたと気づいて、先日QBハウスでカットしてもらって、「千円」のカラクリが分かったのです。QBハウスには水周りがないのです。髭剃りはないだろうということは分かっていましたが、頭を洗うシンクすらないので、カット後は掃除機のようなもので、細かい毛を吸い取ってもらいます。床屋にシャワーとシンク・・・当然あると思われる設備を置かないことにより、あの低価格が実現できていたわけで、決して技術の低い理容師さんが働いているわけではないのです。
さて、話はローソンの『生鮮コンビニ』に戻りますが、利益率の低い生鮮食品を百円均一で売って、フランチャイザーとフランチャイジーが共に潤うためには、コンビニにあってしかるべき設備投資を行わないことにより、コスト削減を図るはずです。新聞には『宅配便や公共料金の収納代行などは扱わない。(引用)』とありますが、私は、おそらくPOSレジを置かないだろうと思っています。それは、『百円、二百円、三百円といった価格の刻みで販売する(引用)』との記述とも符号します。POSレジを置かないことで大きなコスト削減になるだけでなく、価格が百円刻みであれば、レジ打ちも単純になり、レジ打ちの人員は店舗毎に一人ですむはずです。
床屋にシンク、コンビニにPOSレジ。当然あると思われる設備を配置しないことによって、販売価格は低下し、我々消費者は恩恵を受け、これがなかなか終わらないデフレにつながっているのでしょう。「何を省くことができるか?」これを突き詰めて考えれば、また、新しい業態が誕生するかもしれません。