今、『物理学者、ウォール街を往く』という本にはまっています。先日、書店に出かけ、仕事上必要な本とともに購入して、こちらはつまらないお正月番組のかわりに読もうと買っただけだったのですが、序文からしてオモシロすぎるので、仕事の本をほっぽらかして読んでいます。このはまり具合は、ハリポタ以来かも・・・
英語の原題は"My Life As A Quant"であり、「クオンツ」と呼ばれる金融ハイテクの第一人者の自伝となっています。著者のダーマン氏は、ハルの本でも紹介されているブラック・ダーマン・トイの金利モデルのあのダーマン氏です。前半は物理学者としての、後半はクオンツとしての生涯を振り返る内容となっています。
なにが面白いってユーモアのセンス!!大抵の本の『日本語版序文』はクソオモシロクもない美辞麗句が並べられているだけですが、この本は違う。例えば、こんなセンテンス。
(引用始)
『南アフリカ人の友人に、私はホテル・オークラでの心の平穏について話したことがある。彼は「良いホテルは現実を取り去るが、非人格化はしない」という誰かの言葉を引用した。』
(引用終)
あるいはこんなの。
(引用始)
『私は、東京で、ゴールドマン・サックスのクライアントに対して何度も金融モデルについて話をし、土岐大介が同時通訳した。彼はしばしば、私が10秒話した後に2分話し、私が1分話した後に10秒話し、私を驚かせた。』
(引用終)
物理学の素人の私でも、読み進む分には支障はないですが、デリバティブとかそういったものに一切興味がない人には、面白くないかもしれないです。ちなみにエニアグラムで言うと、この著者は4よりの5にマチガイナイ!!どうでもいいかもしれないけど(笑)
Posted by Ken Kodama at 2005年12月13日 19:33