ご存知の通り、このブログは主に日経新聞の記事をネタに、私が自己研鑽目的に日々考察を重ねるという体裁をとっている。なぜ日経新聞を題材にしたかといえば、正直なところ、新鮮なタイムリーなネタを扱えば、SEO的な観点からアクセスアップが図れるのではないかという卑しい意図があったことも否めない。その思惑もそこそこあたり、職場で「調べもの」をしている最中に私のサイトに迷い込んでしまい、そのまま居ついて下さっている方も少なくないはずであり、その点については大いに感謝しております。ちなみに今まで「極秘(笑)」にしてきた数字を明かすと、当サイトの月間のPVは1万PVをはさむ展開。更新が少なければ8千近くまで落ち込み、多いときは1万5千あたりまでいく。ただし、「リピーター」ということになるとぐっと数字は小さくなり、少なくとも月1ペースで定期的に来訪いただいている方は400人くらい。しかし、400人ものリアルな知り合いにこのサイトを教えた覚えはなく、確たるメインの領域があるわけでもないこのサイトに定期的に足を運んでいただいている400名の皆様には、改めて感謝の意を表したいと思います。
感傷に浸って脱線してしまったが、最近思うのは日経新聞の取り扱うニュースの偏りである。「これさえ読んでおけばビジネスは万全!」みたいに私は考えていたのだが、まず、『日本』経済新聞なのだから、海外のビジネスネタが非常に手薄。国際面は政治とビジネスの両方が混在しているため、海外のビジネスの情報源としては著しく不足していると言わざるを得ない。例えば、私は今ベストセラー中の『フラット化する世界』を読んで大いに感銘を受けたが、おおよその動きについては知ってはいたものの、インドの生々しい実情は同著を読むまで把握するには至らなかった。やはり、Economist、Fortune等に触手を伸ばすべきなのか、読む時間はあまりないが。あと、本日の日経金融新聞の『ポジション』欄に、福井氏の村上ファンドへの資金拠出問題はエコノミストの2005年10月8日号において、既に事実上明らかにされていたとのことである。日本を客観視する上でもこれらの雑誌は有用であるかもしれない。
また、日経新聞で圧倒的に不足しているのはIT系の情報。恐らくは、化学や酒類卸や金融といった様々の業種の中の一つとして並列的にIT産業を認識しているからなのだろうが、今やIT技術は全産業に影響を及ぼすものであり、別格としての扱いも必要なのではないか?
まあ、最近読んだ本に私の感覚が引きずられているという点も否めないが、世界はフラット化しているというのに、「日本」という垣根にしがみつく日経新聞ばかりを情報源にしていては、1億人が全て世界のフラット化から取り残されてしまうかもしれない。
そんなわけで、これからはこのブログでも他媒体のネタも積極的に取り上げていきたいと思うのだが、ネックになるのは時間の制約。日経新聞を読むことは、一応日本のビジネスマンの「お約束」であり、その「お約束」を疎かにすると、今でさえどことなく「浮いた」存在である私は、熱気球のごとく限りなく根無し草に近い人間と受け取られてしまう(笑)。今後は扱う元ネタのバリエーションが広がるかもしれないので、期待していて下さい!