最近のニュース・レビュー記事はこちら new.gif

2008年02月13日

オバマ大統領待望

最近のオバマ氏の連勝のニュースをどれほど私が楽しみにしているか・・・なぜ、私がオバマ氏に親しみを覚えるかといえば、単純に「黒人が好きだから」である。
私が11歳のときに来日したスティービー・ワンダーを見たあの衝撃。それ以来、私は10年近くブラック・ミュージックにどっぷり漬かるようになる。
高校生の頃、湯川れい子の全米トップ40を聞く友人は数人いたと思う。ただ、毎週土曜日のFENのブラック・コンテンポラリーのトップ20まで、チャートをメモっていたのは私くらい。
だから、毎度ジェシー・ジャクソンが民主党の大統領候補として登場して、さえない成績で消えていくのを見るにつけ、悔しい思いで一杯だった。しかし、この勢いが続けば、オバマ氏が次期アメリカ大統領になる可能性はかなり高い。

だから、これから仕事がクソ忙しくなるというのに、オバマ氏の手による上記の二冊を買わざるを得なかった。『マイ・ドリーム』の方が自伝であり、『合衆国再生』の方が、大統領候補としてのビジョン・政策論である。
ちなみに、この二冊を購入したのは、黒人大統領を待望するかつての郷愁のみに基づいているのではない。キャリア研修等を担当し、周辺の書物を読み込むにつれ、「個人としてのキャリアビジョン(特に30代以降)は過去の足跡を踏まえていないと無意味」との結論に、私の中では至っている。そうした私の考えを補強する、心理学の分野の軽い読み物として、下記の著作が挙げられる。

だから、私はオバマ氏のビジョンが彼の過去の体験に基づいたものであるのかを、検証してみたかったのだ。
今、『マイ・ドリーム』の全約600ページ中の前半200ページを読破したところだが、ます嬉しかったのは、この本はゴースト・ライターの手によるものではあり得ない、との感触を持てたこと。そもそも、この本は、オバマ氏がハーバード・ロー・レビューの編集長に選出された直後に書かれたもので、当時は大統領になるとの野望は抱いていなかったはずであり、したがって、わざわざゴースト・ライターを使って自伝を書く必要性などなかったはずだ。そして、これほどまでに「繊細な」自伝はゴースト・ライターには執筆不能なはずだ。
また、オバマ氏はライス女史と異なり、裕福とは言えない家庭の出身である、というのも意外であった。ライスは幼少期から、ピアノやフィギュアスケートを習う家庭に育ったが、オバマ氏の出自はかなり複雑であり、金銭的にも苦しい幼少期を送ったようである。
また、かなり驚いたのは、恐らくオバマ氏のエニアグラムタイプは、私の見立てによれば、7~8割の確率で「4」である。オバマ氏はそのナイーブさを「O-Bambi」などと揶揄されていると聞いたが、なるほど「バンビ」である。その自己の心中の動きの認識の繊細なことといったら・・・しかも、これも私の見立てが正しければ、オバマ氏はエニアグラム的に望ましい統合の方向性、つまり「4」から「1」に向かっている。
オバマ氏はエニアグラム4の持ち味である「繊細な自己認識能力」を駆使して、この自伝を書くことにより、完全に自己のアイデンティティを統合することに成功したように、私には見える。正しく彼は、"man of integrity"なのだ。
だから、例えば彼の有名な下記のスピーチ。

there's not a liberal America and a conservative America -- there's the United States of America. There's not a black America and white America and Latino America and Asian America; there's the United States of America

このスピーチに一つも嘘はないのだ。このスピーチは、彼の「ケニア人と白人の両親の間に生まれた子供」としての複雑な人生体験をベースに作成されたはずだ。いや、一つ大統領選挙向けの嘘をついているかもしれない。彼の本心は「America」「 United Stated」と語っているところを、「World」や「Earth」や「Universe」と言いたかったのかもしれない。
オバマ氏の手腕が、仮に外交面で発揮されれば、ダイアローグ的な手法により、込み入った紛争を解決してくれるかもしれない。

しかし、気がかりなのは、やはりエニアグラムが4ということ。エニアグラムの権威、リソとハドソンの下記の著書によれば、エニア4の大統領はここ最近ではいない。

同著によればジョージ・ブッシュは6で、ビル・クリントンは3、ロナルド・レーガンは9である。4の有名人として紹介されているのは、プリンス、マイケル・ジャクソン、バージニア・ウルフ、三島由紀夫・・・「繊細なバンビ」に大統領が務まるかと言われれば、一抹以上の不安は残る。
それでもいい、私はオバマ氏に次期大統領になってもらいたい。よく「オバマ不況」などといわれるが、その不安を払拭する事実として、彼の最初の仕事はなんと「金融ライター」であり、「金利スワップのレポートを書いていたとき・・・」みたいな記述も見かけたから、もちろん十分とはいえないが、経済リテラシーは持ち合わせているようだ。ただ、「金融ライター」としての仕事には全く情熱を見出せなかったうようだが(笑)
そして、私がオバマ氏に共感を抱く理由の本音は、なんか自分と似ている気がするからだ。私もエニア4であり、なんとなく髪型とか頭の形が似ている気がしてならない(笑)
本日はいつも以上に、全くまとまりのない記述で申し訳ないですが、「オバマさん頑張って!」ということで締めくくりたいと思います。

Posted by Ken Kodama at 2008年02月13日 21:35
Comments
Post a comment









Remember personal info?