MIXIのコミュニティーで「ナンシー関コミュニティー」なるものがあり、「今ナンシーに書いてもらいたい人」というトピックでダントツの人気を誇るのが、女性刺客と称される片山さつき氏です。私も最初写真を見たとき「なんだこれは???」と思いましたが、MIXIコミュニティーの方々はそれを「昭和をひきずった人」という的確な言葉にしてくれました。また週刊朝日は「万年少女」という、これまた的確な言葉を冠してくれました。別に女性が昭和のパーマをしてようと、少女のように装おうとどうでもいいといえばどうでもいいのですが、この問題を突っ込んで考えると、こうした女性を育んでしまった霞ヶ関の思考の深層部分に到達できるような気がします。
・・・と、彼女を斬りたくて斬りたくてウズウズしていたのですが、やはり私にはナンシーの力量は備わっていないのと、もはや選挙に立って「政治」のトピックとなってしまって、当ブログでは扱いずらいので、筆をとることを断念いたしました。自民党の全面的なバックアップがある人を斬るほどの勇気もないですし・・・
言い訳が長くなりましたが、一週間振りのエントリーはローソンの店舗投資ファンドの報道に関してです。NIKKEI NETの記事を部分的に引用しておきましょう。
(引用始)
『ローソンはファンドを活用した出店戦略を打ち出した。30日、店舗不動産に投資するファンドを設立、ファンドが取得した物件を賃借する。土地取得コストが不要になるため、新規出店時にかかる負担が軽減できるほか、地価下落に伴う減損処理リスクが小さくなる。優良な店舗物件をいち早く確保する手法として、他のコンビニチェーンにも広がる可能性がある。』
(引用終)
この記事の文章だけを読むと、ローソンのメリットは土地がバランスシートからはずれることだけのように見えますが、それだけのことならば普通のフランチャイズビジネスで既に実現していることです。今回の店舗投資ファンドが画期的であるのは、下記の三者が分離されることです。
①フランチャイザー(ローソン)
②店舗の土地のオーナー(ファンドの投資家)
③店舗のマネージャー(落下傘オーナー)
私は、特に②と③が分離されることの意義が大きいと考えています。コンビニのオーナーというと、例えば長年の銀行勤務を経て早期退職金を初期投資資金にして、自らがオーナー店長になる・・・といったパターンがよく見られました。でも、普通に考えて、銀行勤続20年のオジサンが、今更金髪のバイトのマネジメントができるのか、そもそもコンビニの購買層の購入動機が肌で分かるのか・・・といった疑問が湧いてきます。恐らくローソンもその問題にぶちあたって、「本部が土地や建物を提供して、加盟店主に運営を任せる『落下傘オーナー』(引用)」という仕組を推進したのでしょう。しかし、これでは土地や建物をローソン本体が抱えることとなり、フランチャイザー本来の「持たざる経営」ができなくなります。
そこでファンドを組むことにより土地や建物の保有者を、ファンドの投資家とする仕組が実現したのです。この事例から学べる普遍的に重要なことは、ビジネスをパーツに分解して考える、ということです。そして、過去の慣習から当然担うべきと考えられていたパーツを外だししたり、あるいは内にとりこんだりすることにより、革新が実現されるのです。イノベーションとは、実は地道な思考の積み上げであることが多いものなのです。
先月の入院の余波が収まらず、最近怒涛のごとく忙しいので、すっかりこのサイトの手入れがおろそかになってしましました。今日はこの後、泊まりの仕事に出かけるため、比較的頭に負担のないライトな話題にて失礼します。
とはいっても本日の日経新聞にリンクした話題。本日の日経新聞1面のトップには『時代進める「知の修練場」』と題する記事があり、将棋の羽生四冠の写真が掲載されていました。実は、私はかなり熱烈な隠れ将棋ファンでして、もちろん一番好きな将棋棋士は羽生四冠で、渡辺竜王(当時五段)との王座戦を横浜のホテルに押しかけて見に行ったことがあるほどです。ですから、本日の「知の高速道路化」という言葉も既にネット上で見て知っていました。この言葉について、詳しく紹介しているサイトは、下記をご参照下さい。
ここでいう「高速道路」とは何のメタファーなのか?私なりの言葉で簡単に言えば、あらゆる情報がネット上で無償で手に入るため、様々な分野においてある一定のレベルに達するために要する期間が従前に比べて大きく短縮された、ということです。将棋も然りで情報へのアクセスが容易になり、加えて、将棋の場合はネット上での対戦のサイトの普及により、アマとプロが匿名で対局できる場が提供されたため、若手の棋士が一定のレベルに駆け上るための「高速道路」が敷かれた、というのが、「知の高速道路化」のメタファーの意味するところなのです。
と、ここまではネットのいいとこずくめなのですが、この高速道路を降りたところで大渋滞しているというのが、羽生四冠の指摘するところです。今後の「大渋滞」のメタファーとは何なのか?現在20代前半の若手棋士は、ネットという高速道路を使って一気に四段レベルまで駆け上りましたが、その後、若手棋士は四~五段の低段位から抜け出せないで、だんご状態を形成しているのです。なぜか?
「その先は別(引用)」というのが羽生四冠の答えですが、つまり最先端の定跡に関する知識を収集する類の「知」では、将棋という勝負に勝つには不十分なのです。定跡形からはずれた未知の局面を考え抜く力が将棋には不可欠ですが、定跡に頼ることがことが多かった若手棋士は、このような力が不足しているようなのです。情報が氾濫しているがゆえに、かえって考える力を奪われてしまった・・・これがネットのもたらした悪しき側面なのでしょう。
では、この悪しき側面に抗するにはどうすればよいのか?私は、情報の発信者になるより他に、有効な手立てはないと考えています。1年半近く当ブログで情報発信を続けてきましたが、30代後半に入ってなお、私の考える力は急速に高まった気がします。情報の一方的な受け手として、レポートの題材を収集してきては切り貼りする・・こんな受身でネットに接していては、「大渋滞」から抜け出すことは至難の業でしょう。
本日の日経新聞の記事は、重要な部分の省略が多くメッセージが伝わりにくくなっていましたが、羽生四冠の言う「高速道路」とそれを降りた後の「大渋滞」のメタファーは、ネット文化を考えるにおいて、実に深遠な問いかけだと思います。
本日は久々に「理論株価」とかお堅いことを抜きにした、とっつきやすい話題で。執筆にあまり時間をかけていないため、つっこめる余地が十分あると思うので(汗)、つっこみたい方は是非、コメント欄に足跡を残していただきたい。
本日の日経新聞の「きょうの紙面」に『「オトコの消費」連載開始』とある。しかも、掲載されるのは経済・金融面。いつもの日経とは違うニオイを感じ、期待を膨らませて記事を読んだが、そこにあったのは大きな失望であった。
しかし、記事の分析で文句のつけようもない事実を述べている点もあるため、その点を確認しておきたい。景気が長いトンネルを抜け団塊の世代が巨大な消費集団へと変貌しつつあり、それが男性消費を後押ししているというのは、紛れもない事実であろう。
しかし、ミクロレベルで個々の男性消費の背後にある衝動として、日経は『「自分らしさ」こだわる』と大見出しでまとめているが、この見出しは本日の日経で取り上げている事象をまとめるには、あまりにも浅薄で、思考の掘り下げが感じられない。本日の日経新聞で取り上げられた男性消費の背後にある衝動には、以下の2つがあると私は思う。
【①高所得層への所属の欲求】
バブル時代に渡辺和博氏著による『金魂巻』なる本がベストセラーになった。その中で印象に残っているのが、「本当の金持ちは華美な格好をしないものだが、成金(なりきん)はブランド物に身を包みたがる」という趣旨の記述である。こうした事実の理由を私なりに考えれば、成金は高額なモノを消費することによってしか、自分が高所得層に帰属するということを実感できないからであろう。こうした形態の消費は、極言すれば高所得であることを実感できさえすればよいのだから、「自分らしさにこだわる」タイプの消費とは対極にあるといえよう。
本日の日経では、オーダーシャツの品定めを、別室のサロンでお酒を傾けながら行う外資系会社員が紹介されている。(書いてて恥ずかしい・・・)洋服仕立屋に豊富なボトルが用意されているはずもなく、はじめてビジネスクラスに搭乗したサラリーマンが、はしゃいで酔っ払いになる状況と似ている。彼等は、お酒を飲みながらシャツを選ぶことによって、「勝ち組」にのしあがったことを実感できればよいのである。オーダーシャツそのものへの「こだわり」を求める人々であれば、余計なドリンクサービスのマージンを廃した、腕の良い職人の門戸を叩くはずである。
【②メトロセクシュアルという性衝動】
本日の日経は「メトロセクシュアル」というコンセプトを紹介した点で大いに評価できるが、その言葉の意味を「都市(メトロ)に住み、身だしなみにこだわる男性をこう呼ぶ。(引用)」とこぎれいにまとめている点がいただけない。「メトロセクシュアル」なのだから、裏にはドロドロとした(とまでは言わなくともなんらかの)性衝動が潜んでいることに、気がつかねばなるまい。
日経に紹介されている「脚が長く見える(引用)」「美脚ジーンズ(引用)」に飛びつく男性客というのは、自分の短足を隠してまでセックスアピールを高めようとするわけだから、どうしてこれが「自分らしさへのこだわり」などというキーワードでまとめられるのだろうか???
とまあ、慣れないことを記事にした日経経済面を揶揄(やゆ)してみたわけだが、ただ男性消費の拡大というのは、私も今後無視できないマーケットになるという点は否定しない。ただし、このマーケットにアプローチするにあたって「自分らしさへのこだわり」といったこぎれいな常套句に頼っていたのでは、真の消費欲求を見極められないと思う。
ちなみにメテロセクシュアルという言葉の英語での定義がWikipediaにあった。英語の読める方は面白いと思うのでご一読を勧める。
株式会社とは、利益を出して株主に報いるための手段である。それなのに、利益を出すと宣言すると、どよめきが出るという、世にも稀な企業も存在するのだ。
(引用始)
『「これまで学んだことを大いに参考にし、利益を着実に出すことを重視する。」十日、都内で開催された投資家向け説明会で孫正義社長の発言に、会場がどよめいた。』
(引用終)
上記は本日の日経金融新聞からの引用であるが、日経新聞15ページにもソフトバンクの決算に関する記事があるので、お手元にある方は是非ご覧いただきたい。記事のメインはソフトバンクの4~6月期の決算が111億円の最終赤字になるという点に関わるものだが、冒頭の孫氏の発言にあるように、通期では黒字が確保できる見込みとなった模様である。
誠に分かりにくい話ではあるが、「利益を着実に出す」というのはソフトバンクにとっては、一種の敗北宣言でもある。というのも、この黒字は孫氏の積極作戦がようやく身を結んだ結果なのではなく、固定通信ビジネスの積極路線を軌道修正することによって得られる黒字に過ぎないからである。この黒字は、固定通信の代理店の管理をインボイス(これまた危険な香りのする会社だが)と日本テレコムの共同出資会社に移して事業リスクを外出しにし、新規顧客獲得コストを削減することによって実現されるのだ。
ソフトバンクは今まで赤字続きであっても、巨額の時価総額を誇っていたのは、将来のキャッシュフローの現在価値の総和が、巨額の時価総額を正当化し得るほどにあると考えられてきたからである。固定通信の積極路線を修正すれば、理論的に考えれば、将来得られるキャッシュフローはそれだけ減少するはずであり、株価は低下するはずである。しかしながら、この発表を受けてソフトバンクの株価は急騰した。この株価の動きを理論的に説明しようとすれば以下のようになる。
(1)確かに、固定通信ビジネスの軌道修正により、将来のキャッシュフローの予測額は減少した。
(2)しかし、将来のキャッシュフローを現在価値に割り引くための割引率についてはどうであろうか?この路線修正により、ソフトバンクの財務リスクに関しては低下したということができる。割引率というのはリスクが高いほど大きく、リスクが低いほど小さいのだから、ソフトバンクの将来キャッシュフローの割引率は小さくなった。
(3)企業価値を算出する公式は単純化して書くと以下のようになる。
企業価値 = 将来CF ÷ 割引率
ここで(1)より分子は低下したが、(2)より分母も低下したのである。ソフトバンク株が急騰しているというのは、分子の低下よりも分母の低下のインパクトの方が大きいと市場が考えているからに他ならないからである、というのがソフトバンク株の値動きの理論的な説明になる。
ソフトバンク株への投資を考えている方にコメントすると、まず、この通年黒字化というのもプラン上のものに過ぎないということ。世の中の企業みなが増収増益に四苦八苦している中にあって、ソフトバンクだけは、路線修正しただけで安易に黒字を達成できると考えるのは危険であるといえる。
また、ソフトバンク株の評価というのは実に難しい。今まで赤字であったのだから、使い慣れたPERという物差しが通用しないし、また先述の将来キャッシュフローのみならず、保有する子会社群の株式の資産価値というものも考慮せねばならない。一筋縄で評価できない企業であり、バリュエーションが困難なので、初心者の方の長期投資の対象としてはあまりお勧めしない。
先月の入院がたたって、病み上がりにも関わらず5つの仕事を同時並行でこなさねばならず、かなり参ってます。本日も日曜日にも関わらず、レポートを書いていて、なんかしんどいですね。休みたいときに休めないのが、サラリーマンにはないつらさですね。
で、あまりの忙しさに今までの手帳ではスケジュール管理ができなくなり、ロフトの手帳売場で見つけたのが「フランクリン・プランナー スターター・キット」という1万円くらいする、システム手帳セットの箱。なにやらよさげな予感がして購入してみると、説明書には、システム手帳の説明とは思えないほど深い内容が・・・読んでいくと、どうやらこれは、数年前にベストセラーになった、あの『7つの習慣』で展開されていた人生論を実現するための、ツールであるらしい。
となると、読まねばならぬのが『7つの習慣』。発売当初は「成功のためのマニュアル本」のような印象がして敬遠していたのだが、書店で購入して読んでみると、実に深い哲学が根底になる意義深い本なのである。そして、その哲学を実践するスケジュール管理ツールが「フランクリン・プランナー スターター・キット」なのである。
『7つの習慣』で感銘を受けたことを一つ書いておくと、我々が行わねばならない事項は「重要か否か」と「緊急か否か」の2つのベクトルで以下の4つに分けられるという。
①重要かつ緊急なこと
②重要だが緊急ではないこと
③重要でなないが緊急なこと
④重要でも緊急でもないこと
全ての人が①を最優先するのは当たり前だが、②の重要だが緊急ではないことにいかに時間が割けるかに、成功の鍵がかかっているという。意思の弱い人は、忙しいにも関わらず、ネットサーフィンばかりして④の重要でも緊急でもないことに時間を費やしていることが多いという。幸いにも私は、入院経験を経て④に時間を費やすことがいかにおろかなことを知ったし、また、病気のせいでお酒を口にすることはできなくなったため、そんな外的な事情も手伝って、②の緊急ではないが重要なことに時間を費やせるようになった。
このブログを書き続けるのも、こうして書き続けることが私自身にとって長期的に重要であると考えるからに他ならない。このブログを通じてお仕事を依頼されたことはもちろんあるが、食べていくに必要なレベルには程遠い。短期的にはグーグルの広告収入が手に入るだけだが、新聞のニュースを読んで考えたことを書く、というシンプルな行為を日々継続したことで、私の内面は随分と成長したと思う。
本日のエントリーを読んで思い当たることがあった方は、是非『7つの習慣』を読んで、「フランクリン・プランナー スターター・キット」を購入されることをお勧め致します。
また、最近MIXIを始めてみました。まだ深いレベルでの使用法やコミュニティ内の「肌感覚」のような把握していませんが、趣味の領域でCDのレビューなんかをちょこちょこと書き始めたので、興味のある方で、かつ入会している方は、下記のURLより、私のページをご覧下さい。(私とリアルで面識がある方でMIXIに入会されていない方は招待状を出しますので、メールにてご連絡下さい。)
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=975454
また下記ブログは週3回のペースで記事をアップしていくので、是非ご覧になって下さい。